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【長崎太郎ゆかりの宿・ぎょうけい館閉館】

良平さんの『乙姫様の玉手箱』(潮出版社・1984年)をお読みになった方はご存知の"長崎太郎"。

高村光太郎が1912年に書いた詩『犬吠の太郎』のモデルです。

その長崎太郎の働いていた老舗の宿、ぎょうけい館が今年の1月で閉館になるそうです。
(額の写真はぎょうけい館に展示されている版画家の土屋金司氏の作品)

明治七年創業だそうですから、現在ある銚子の旅館の中でも歴史あるお宿です。

 

ぎょうけい館に展示されている明治後期の暁鶏館(当時の宿名)の入口写真の絵葉書

現在のぎょうけい館の入口。おそらく明治後期の絵はがきと同じ位置?


旅館としての営業は1月16日(月)のチェックアウト迄だそうです。

こじんまりしていますが、太平洋一望の露天風呂は大変気持ちよく、接客も丁寧です。

レストランの営業は終了したそうですが、まだ宿泊予約(1人一部屋宿泊は受付不可ですが)も日帰り入浴もできるそうですので、行かれてみてはいかがでしょうか。

 

[参考情報]

ぎょうけい館 HP

長崎太郎の紹介:高村光太郎連翹忌運営委員会のblog