第一部と第二部は続いている話の筈なのに、良平さんは別の役で陸軍の将校から鼻つまみ者の馬丁になっているので、あれっどういうこと?面喰ってしまいますが、何かの都合だったということで。
栗塚旭&小川真由美(さすが色っぽくて上手い!)に対して岩下志麻&良平さんと持ってきているのですが、良平さんの引っ込め方がいきなりすぎ。
子持ち未亡人となった志麻姐さんを助けに再登場する場面がある筈と期待して観てたんですけど。えーこれで終わり?すっぽかしを喰いました。
脚本ではおはなはんはどんな人をも魅了し、女一人でも生きられる力をもっているという描き方をしているので、惚れた人妻の窮地を救いに来る男のエピソードは入れられなかったのでしょうが。
良平さんは2年前の『喧嘩辰』に似たキャラの役ですが、こちらの方が楽しそうにやっているように思いました。70年代の千葉真一とのコンビを組んだ一連の役のような。
いつか『喧嘩辰』については書くつもりですが、当時の良平さんの滲み出す知性が辰のキャラにミスマッチに思えて仕方ないんですよね。折角の主役なのにイマイチぎこちない感じ?
『おはなはん』に話を戻すと、出た瞬間いいなーと思ったのが野村昭子のお手伝いさん。あんな人がお家にいたら旦那さんが単身赴任してても楽しいだろうな。小沢昭一とのコンビもGOOD。
ドラマでは大辻司郎がやったそうですが、盗られるとか覗かれるとか不安にならないかしら。でも大辻司郎の善人役は観てみたいですね。きっとうまいんだろうな。