邦画が風前の灯というときに、こんな大時代的なタイトルで客を呼べると本気で思っていたんでしょうか日活は・・。
まあ、いわゆるオールスター映画ですから、細かいことはおいといて。
悪女役の浜美枝が美しい!
傲慢で成り上がるためなら手段を選ばない女を堂々と演じています。
良平さんは今作の敵役・柳永二郎に孤児時代に引き取られ、彼の忠実な僕となり殺し屋になるが、ひそかに彼の愛人の浜美枝を愛する役。
浜美枝に自分が引き取られた裏の事情を知らされると、誰がなんと言おうと裕次郎たちには最後の最後まで引き金を引きません。
最後は浜美枝の腕の中で死んでいき、そこで彼女も良平さんへの愛を自覚します。。
台詞はほとんどないのにもかかわらず、一番オイシイところを持っていきました。
なんたって、登場人物の中では柳永二郎に次ぐ一番の年上、大正生まれなんですもの!
当然です。